国民的に愛されるおやつ芋けんぴの魅力とは
- 2022/3/5
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さつまいものお菓子というと、何を思い浮かべますか。
今でこそ、さつまいもを使ったスイーツがたくさん売られていますが、手軽に食べられる国民的なおやつと言えば「芋けんぴ」が有名どころです。
これほど広まった芋けんぴは、一体どのようにして誕生したのでしょうか。
芋けんぴは高知県生まれ
芋けんぴの由来には諸説ありますが、その生まれは高知県という説が有力です。江戸時代、現在の高知県にさつまいもが入ってきたことがきっかけで、盛んに作られるようになりました。昔は中国から来たいもという意味で、「からいも」などと呼ばれていたそうです。
ちなみに、高知県で栽培されているさつまいもと言えば、土佐紅や西山きんときが有名です。土佐紅は、通常のさつまいもの出荷時期と比べるとかなり早く、5月下旬〜7月下旬にかけて出荷されます。また、西山きんときは甘みが強く、焼いても蒸しても美味しく食べることができます。
当たり前のように、高知県の特産品として芋けんぴがお土産コーナーに並んでいますが、その始まりは昭和27年に遡ります。いまの澁谷食品株式会社の創業者である澁谷金次郎が芋けんぴを作って販売し、今では、全国で販売されている芋けんぴの約半数を澁谷食品株式会社が占めているのだとか。
芋けんぴは栄養たっぷり!
とっても美味しくてパクパク食べられてしまう芋けんぴには栄養がたっぷり。もともと、主材料であるさつまいもにはビタミンCがたくさん含まれている上に、加熱によって失われにくいという特徴があるので、茹でても蒸してもそのままの栄養をいただくことができます。
また、さつまいもと言えば、言わずと知れた食物繊維が豊富な食材の一つ。食物繊維が不足しがちな現代人やお子さんなどの便秘解消にも役立ちます。
ただし、芋けんぴには砂糖がたっぷりと絡まっているので食べ過ぎには注意。美味しいからとつい食べ過ぎてしまいますが、カロリーも高めなので量を決めて食べるようにしましょう。
芋けんぴの簡単レシピをご紹介
あまり手をかけなくても、芋けんぴは簡単に美味しく作ることができます。
用意するのは、さつまいもと砂糖と油と水だけ!細く切ったさつまいもを水にさらしてアクを取り、水気をしっかり取ってから油できつね色になるまで揚げるだけ。
そして、砂糖と水を2:1の割合で鍋に入れ、砂糖が溶けてブクブクとなってきたらさつまいもを加え、素早く混ぜて全体に絡めます。これで甘み付けはバッチリです。
クッキングシートの上で、冷ましてから乾燥させれば出来上がり。
お砂糖に加えて塩を入れたり、蜂蜜を加えるとまた違った楽しみ方ができますよ。
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